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コラム

( 記事一覧 )

 

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◆2021/12/20 スタッフ記事38 絵本の世界⑦△「まどから おくりもの」





『まどから おくりもの』 五味太郎・作 絵

絵本の世界シリーズの最後は、毎年この時期になると園で読まれるクリスマスの絵本です。登場するのは少しあわてんぼうのサンタさん。窓からのぞいて、それぞれの家にプレゼントを届けるのですが、プレゼントの数を間違えたり、別の人のプレゼントを渡してしまったり…と、うっかり間違いが続きます。

ユーモラスな絵本作家五味太郎さんのアイデア満載のしかけ絵本です。窓からのぞいた景色と実際の室内とのギャップを、ページをめくることでワクワクしながら楽しむことができます。何回か読むと、2歳児さんや高月齢の1歳児さんは、次のページにいく前に、サンタさんの間違いを指摘してくれるようになりますよ。

誰かが大切な人のためにプレゼントを贈るこの季節。誰かを喜ばせるためにプレゼントをすることは、とても素晴らしいことだとあらためて思います。

皆様、素敵なクリスマスをお過ごしください。







◆2021/12/11 スタッフ記事37 絵本の世界⑥「ももたろう」





『ももたろう』 松居 直・文 赤羽 末吉・画

少し難しめの本ですが、大きい子が好きなこともあって、小さい子も興味を持ってくれます。ももたろうの歌もみんな好きですよ。

 この本の中で私が好きなシーンは、おじいさんとおばあさんが鬼ヶ島へと旅立つ桃太郎を見送るページです。「きをつけて いってこい。おにを たいじしてくるのを まっているでなあ」桃太郎の背中にむけて手を振り続けるおじいさんとおばあさん。大事に育てた桃太郎を見送る心中はどんなだったことでしょう。きびだんごと刀と旗を持たせて、後は無事に帰ってくることを祈る。巣立ちの時、親はただ見守って祈ることしかできないのかもしれないですね。

誰もが知っている日本の昔話ですが、松居直さんのオリジナル創作が少し入っており、また赤羽末吉さんの素朴で力強い絵の力もあり、より凛々しく、より頼もしい桃太郎となっています。おすすめの一冊です。







◆2021/12/06 スタッフ記事35 絵本の世界⑤「だるまさんの」





『だるまさんの』 かがくい ひろし・さく

0歳児さん・1歳児さんに人気の絵本です。可愛らしいフォルムのだるまさんが、シンプルな白の背景によく映えます。「だ る ま さ ん の …」の後に、目や手など体の部位の言葉が続きます。「毛!」と言いながら、髪の毛を上へひっぱると、子ども達も真似をします。子ども達は大人の真似が大好きです。子ども達は大人のことをよく見ているのだな、と本当に感心します。

 何度も繰り返し「だ る ま さ ん の …」という言葉がでてきます。同じ言葉を繰り返したり、同じ動作を繰り返したりが楽しい時期にピッタリの絵本です。一音一音ゆっくりと丁寧に読みたくなる絵本です。

『だるまさんの』の他にも、同シリーズの『だるまさんが』『だるまさんと』も人気です。







◆2021/11/30 スタッフ記事35 絵本の世界④「月ようびはなにたべる?」





『月ようびはなにたべる?』 エリック・カール・え もり ひさし・やく

ビビットな色が目を引くエリック・カールさんの作品。アメリカのわらべ歌を絵本にしたものです。月曜日から始まって日曜日まで、陽気なメロディーでテンポよくページをめくっていきます。

月ようびは さやいんげん

火ようびは スパゲッティ

  …

そして、最後の日曜日には子ども達が大好きなアイスクリームが登場です!

最終ページは、様々なご馳走が並んだテーブルを囲んで、子ども達がにぎやかに食事をしています。「どれが食べたい?」と聞くと、どの子も「これ!」と好きなものを指さしてくれますよ。

金曜日にペリカンが魚を飲みこもうとしているシーンや、土曜日にきつねがニワトリをくわえているシーンは、なかなかワイルドです。他の命を頂くことで、己の命をつないでいることを、絵の力で伝えてくれています。

 エリック・カールさんの作品は、『はらぺこあおむし』も園では大人気です。







◆2021/11/26 スタッフ記事34 絵本の世界③「ねないこだれだ」





『ねないこだれだ』 せなけいこ・作 絵

 有名な絵本作家せなけいこさんの代表作といってもいいのではないでしょうか。初版が1969年のロングセラー絵本です。私が子どものころにも何度も読みました。ちぎり絵による独特の表現が、子ども心に少し怖くて苦手だったことを思い出します。子ども達に読み聞かせする立場となった今は、読んでいてとても楽しい本になりました。少し声のトーンを低くしてゆっくり話すのが私の読み方です(笑)。

夜は闇が深くてちょっとミステリアスな時間。暗闇の中で夜の住民たちの目が光り、ドキッとします。フクロウやみみずく、黒猫や泥棒もでてきます。そんな中、あれ、あれ、あれれ…夜遅くまで起きて遊んでいる子どもが…

よなかに あそぶこは おばけに おなり

 おばけが子どもの手を引いて空へと連れて行ってしまいます。よく見ると、子どもの下半身がおばけと同じ形に…。

せなけいこさんの作品は、『ねないこだれだ』の他にも、『おばけなんてないさ』『いやだいやだ』『おばけのてんぷら』など、園で読まれていますよ。






◆2021/11/23 スタッフ記事33 絵本の世界②「世界中のこどもたちが」





『世界中のこどもたちが』 篠木 眞・写真 新沢としひこ・詞

絵本の紹介第二弾は、めずらしい写真絵本の紹介です。実はこの本、先に歌がありました。新沢としひこさんの作詞に、作曲家の中川ひろたかさんがメロディーをつけた素敵な歌です。その歌がみんなに歌われるようになってから二十数年後、この写真集絵本が出版されました。

歌いながらページをめくると、様々な表情の子ども達の顔が現れます。泣いたり、笑ったり、叫んだり、驚いたり…。大粒の涙がポロリとこぼれるシーンでは、「泣いてるね…」と指さす子も。はじめは歌を聴くのを楽しんでいた子ども達ですが、最近では写真を見るのも人気で写真の中のお友達のマネもしていますよ。

躍動的な子ども達の写真と名曲がベストマッチした素晴らしい絵本です。






◆2021/11/18 スタッフ記事32 絵本の世界①「さつまのおいも」


今回は園長が書いた文章です。



『さつまのおいも』 中川ひろたか・文 村上康成・絵

皆さん、絵本は好きですか?

今回のコラムでは、今年度の園の子ども達に人気の絵本をご紹介したいと思います。

第一弾は、みんなが大好きな秋の味覚、さつまいもを描いたユーモラスな絵本です。何度も繰り返し読むので、大きい子の中には絵本の文章を覚えてしまっている子もいますよ。

作品の前半では、さつまいもたちの土の中での生活が描かれています。さつまいもはただ土の中にいるだけでなく、いろいろ考えたり、動いたりしているようです。後半は、人間の子ども達とさつまいもの対決が始まります。さて、この勝敗の行方はいかに!

終盤の「くさ~い くさ~い」のページは、園の子ども達に大人気です。お話の時間に芋ほりごっこを楽しんだりもしていますよ。






◆2021/07/17 スタッフ記事31 体にも美味しい⑥△「よりよい給食へ」


「食」のコラム⑥回目・最終回です。

 当園では毎月オリジナルの献立の作成をしています。 「なかよし給食」を取り入れ、「発酵食品」や「食物繊維」を意識しつつ、市役所から提示されている栄養給与目標量を満たし、エネルギー、タンパク質、ミネラル、ビタミンなどのバランスのとれた献立を目指しています。献立ができて、給食ができたら終わりではありません。

〇検食、記録簿(毎日)
⇒子ども達が食べる前に必ず大人が検食します。子ども達が食べる様子も記録していきます。 

〇給食・食育会議(月1回)
⇒献立の振り返りや、食育、お料理の日など給食全般の振り返りをします。
 年齢別に毎月ねらいもたてられます。
また、この会議では「この食材はこういう切り方のほうが、子ども達は食べやすいのでは」とか、「季節の食材を子ども達に体験してもらいたい」など、様々な意見が提案されます。

〇外部研修(年数回) 
     ⇒外部研修に参加し、栄養や衛星面の知識を勉強します。研修参加者はレポートにまとめ、全スタッフが研修内容を共有できるようにしています。

 現状で満足することなく、計画をたて実行した後に振り返り、さらに次の計画に反映させたいと思っています。 子ども達にとって「食べて美味しい、体にも美味しい」食の体験となるよう、試行錯誤してまいります。
「食」のコラム御覧いただきありがとうございました。








◆2021/07/09 スタッフ記事30 体にも美味しい⑤「まごはやさしい」


「食」のコラム⑤回目です。

「まごはやさしい」⇒「ま・ご・わ・や・さ・し・い」

「まごわやさしい」は和食づくりの合言葉です。 日本食のバランスの良さは海外でも高く評価されており、食の欧米化によって栄養が偏りがちな現代の日本人にとっても参考にしたい食材がたくさんあります。 「まごわやさしい」は和食の基本となる食材の頭文字をとった言葉です。

★「ま」=まめ …豆類
★「ご」=ごま …種実類
★「わ」=わかめ …海藻類
★「や」=やさい …野菜類
★「さ」=さかな …魚介類
★「し」=しいたけ …キノコ類
★「い」=いも …芋類

 これらの食材は、園の給食でもたくさん活躍してくれています。 ミネラルやビタミン、食物繊維など、現代人にとって不足しがちな要素がたくさん含まれています。 ご家庭の献立作りのご参考になれば、幸いです。








◆2021/07/04 スタッフ記事29 体にも美味しい④「食を通して育む力」


「食」のコラム④回目です。

当園の食育の方針は「食を通して、子ども達の“生きる力”と“感謝の心”をはぐくむ」です。 子ども達に積極的に「食」に関わってもらいたいという願いから、いくつかの取り組みがあります。

・お料理の日…
毎月1回、給食のメニューをみんなで作ります。小さい子は、まず食材に触れるところから。
目で見て、触って、香りを楽しみます。大きい子は、混ぜる、包む、切る、炒めるなど、その月のテーマに合わせて作業します。 食材を知るだけでなく、道具を使う知識もふかめていきます。普段は苦手な食材も、みんなでつくった料理は「一口チャレンジしてみよう!」という気持ちが湧いてきます。

・野菜栽培…
毎年夏野菜を栽培しています。今年度はピーマンです。大きい子を中心に水やりをしながら育てています。 収穫できたものは、給食でいただきます。 食への関心を深めるだけでなく、葉っぱの成長や、花が咲き実がなる過程を体験することで、植物を育てる楽しみやお世話する喜びを味わってもらいたいと考えています。

・食育の日…
毎月1回、栄養士から園児のみなさんにお話しをします。実際の食材を手にしながらお話したりすることで食への関心を深めます。 旬の食材をテーマにお話しすることが多いですが、咀嚼や食品群がテーマの月もあります。 年度末には、いつも食べている食材の元の姿を知り、命について考える機会を持つようにしています。

 子どもたちは、経験することで様々な情報を獲得します。食はまさに五感すべてをつかった経験です。 食べることは、生きていくには必要な行為です。食を通して、多くの力をつけてもらいたいと願っています。








◆2021/06/25 スタッフ記事28 体にも美味しい③「誤嚥防止」


「食」のコラム③回目です。

 食事は楽しいものですが、残念ながら子どもの食品による重大事故の報道を目にすることがあります。 不幸にも様々な要因が重なってしまったケースも見受けられます。 今回のコラムは誤嚥による事故防止についてです。

食材の質感や大きさ、形状により、誤嚥・窒息につながりやすい食べ物があります。注意する食材についていくつか紹介いたします。
・球形という形状が危険な食材(吸い込みにより気道をふさぐことがあるので危険)
…プチトマト、乾いたナッツ、うずらの卵、ぶどう、さくらんぼ

・粘着性が高い食材(でんぷん質が唾液と混ざることで粘着性が高まり危険)
…餅、白玉団子

・固すぎる食材(噛み切れずそのまま気道に入ることがあるので危険)
…イカ

 当園では、以上の食材はプチトマトを除いて給食では使用していません。プチトマトは四等分して給食提供させていただいております。

 誤嚥を防ぐには、食事環境も大切です。泣きながら、あるいは、ふざけながら食べ物を口に入れると、誤嚥の可能性が高くなります。 落ち着いた環境で食事ができるよう、一度食事を中断することも必要です。 また、眠くなってしまった場合も同様、噛む力や飲み込む力が弱くなるので、早めに食事を切り上げるようにしています。 ご家庭の食卓においても、ご参考になれば幸いです。







◆2021/06/25 スタッフ記事27 体にも美味しい②「なかよし給食」


「食」のコラム②回目です。

皆さんは、「なかよし給食」という言葉をご存知ですか? 「なかよし給食」とは、アレルゲンとなる食材を使わずに、アレルギーがある子もない子も一緒に食べることができる給食のことです。 もちろん、栄養面や味などにも配慮しています。

年齢が低いお子様では何らかの食物アレルギーがある場合は少なくありません。 牛乳、小麦、大豆など様々なアレルギーがありますが、特に卵アレルギーのお子様の割合は高いです。 当園では、給食開始当初より、卵を使わない「なかよし給食」を導入しています。

幼い子は自分のアレルギーへの認識は薄いので、間違って友達の給食を食べてしまうことがあります。 「なかよし給食」は、食物アレルギーの子がアレルギーの原因となる食品を食べる事故を防ぐことができます。

そうした事故防止の観点とは別に「なかよし給食」のメリットとしてはみんなで同じ食事ができるということです。 みんなで同じものを食べることで仲間との時間がより楽しくなります。 「同じ釜の飯を食う」という言葉があるように、同じ場所、同じ時間に同じものを食べるということは人と人とのつながりをより強くしてくれる面もあります。

 当園では食物アレルギー対策として、「なかよし給食」の他に、アレルギーのお子様の席の固定、保護者の方に未食チェックのご協力のお願いなども実施しています。 卵アレルギー以外のアレルギーをお持ちの場合も、保護者の皆様とご相談の上、対応させていただいています。

卵は様々な料理にも活躍し、タンパク質として栄養価もとても優れた食材です。園では上述のとおり卵を使用していませんが、 卵アレルギーをお持ちでない場合は、是非ご家庭の食卓にてお楽しみくださいね。







◆2021/06/22 スタッフ記事26 体にも美味しい①「福は口から」


今回は園長が書いた文章です。

新型コロナウィルス感染症の社会状況を鑑み、今年度の懇話会は中止させていただいています。代 わりに、こちらのコラムにて、当園の食の取り組みお伝えしていきたいと思います。 お時間のある時にご覧いただきましたら幸いです。

当園では「食べて美味しい、体にも美味しい」給食を目指しています。 中国のことわざに「福は口から、病も口から」という言葉があるそうです。 食べるもので私たちの体はつくられています。私たちの健康は食べ物に大きく影響されます。 食べて美味しいだけでなく、体も喜ぶものを選んで食べていきたいものです。

医療分野で「21世紀は腸の時代」といわれているとのことです。 また、近年「腸内環境の多様性」が重要であるという話もききます。 当園では、腸内環境を整えるため「発酵食品」や「食物繊維」を重視した献立を作成しています。

献立は当園のオリジナルで、毎月栄養士が作成しています。給食の特徴をいくつかご紹介します。
・基本は一汁三菜…ごはん+味噌汁+おかず3品
・発酵食品をたっぷりとる…納豆、味噌、醤油、塩麴、醤油麹、ヨーグルト、チーズ、酢
・おやつは4回目の食事…せんべい、芋、じゃこ、ドライフルーツなど

様々な食材を楽しくバランスよく子ども達に食べてもらいたいと願っています。子ども達の健康を担う一助になれば嬉しいです。






◆2021/03/23 スタッフ記事25 SDGsを考える:子供たちが大人になるころのために


今回は理事が書いた文章です。


ニュースでSDGsの取組みという言葉がよく聞かれるようになりました。
SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称です。
子供たちが大人になるころ住みやすい世界であるように取組むことだと思います。
残念ながら、今の生活のスタイルを続けると、子供たちが大人になる頃の世界は、
今よりさらに深刻な問題が多くあるといわれています。

食料、エネルギー、格差社会、環境など大きな括りで様々な課題があります。
個人にできることは限られているようで、問題の複雑さに無力感さえ感じることもありますが、
そうはいっても大事なのは一人ひとりができることを一つ一つ積み上げていくことだと思います。

園でも、できることを積み上げていきたいと思います。
例えばその一つとして、プラスチックなどのごみ問題でも身近にできることがあります。
プラスチックごみは半永久的に自然に分解されず、海洋中でもさらには細かい粒子となって大気中にも漂い続けます。
体内に大量のプラスチックが蓄積された魚や海鳥がみつかるようになっています。

・再利用、修理再生などで、ゴミ自体を減らす。
・新たに揃えるおもちゃなどはできるだけプラスチック製品にしない。

こうしたことは、いますぐ園でも取り組めます。
こもれびは、これまで木のぬくもり感をいかして、たくさんのものを手作りしてきました。
木は自分で加工して次々と作り変えていくこともできます。

園でもこうしたことを積み重ねて、できることからSDGsを意識して取組んでいきたいと思います。
SDGsの取組みには、国と国との間や、業界などの利害関係が絡まって、何が本当に有効な対策なのか、議論が分かれる場合が多くあります。
しかし、いろいろな意見や考え方に触れ、問題を知ろうとすることは大事だと思います。
そのうえで、「自然の恵みを感謝していただき、ものを大切に使う。」ということは変わらないことだと思います。
小さくても、できることを積み重ねていきたいと思います。子供たちが大人になる頃の世界のために。


(参考リンク)
SDGsとは?(外務省)
2030アジェンダ | 国連広報センター (unic.or.jp)
SDGsってなんだろう? | SDGsクラブ | 日本ユニセフ協会








◆2021/01/29 スタッフ記事24 「乱暴な言葉づかい」


今回は理事が書いた文章です。

園の子どもたちの成長には、日々驚き、感動しています。
これまで立てなかったお子さんが、すくっとたちあがり、2歩3歩と歩きはじめたり、
まだしゃべれなかったお子さんが、少しづつ言葉がでて、今ではおしゃべりできるようになったり。
遊びなど体験を通じて、お友達や保育者との関わり合いの中でどんどん吸収し身につけていく力には圧倒されます。

そんな中で、最近園で根気よくかかわっていることのひとつが、言葉遣いです。
言葉を覚え始めて、子どもたちはいろんな言葉を吸収していきます。
その中には、きれいな言葉ばかりではありません。テレビなどでも乱れた言葉があふれています。
どぎつい言葉ほど残りやすいのか、園でもそうした言葉が子どもの口からでてくるときがあります。
「ボケー」「どこ見とんじゃー」「あっちいけー」など。
周りの子どもたちにもそうしたきつい言葉はマネして広がっていきやすいので、なんとかそうならないように努力しています。

「乱暴な言葉は使ってはいけません」と言うだけでは、なかなか伝わりません。
汚い言葉を連呼することで、関わってほしいとアピールしている場合もあります。
「そんな言葉を聞くと、先生もお友達も悲しくなるよ」とゆっくりお話ししたり、新しい遊びを提案したり。
その都度、スタッフは根気よく丁寧に対応するようにしています。

ご家庭でも、そうした乱暴な言葉づかいにあまり触れない環境づくりをよろしくお願いいたします。







◆2020/06/18 スタッフ記事23 「大事にしていること」


今回は理事が書いた文章です。



4月から当園にも新しいお友達が増えました。
コロナウイルスの関係で特別保育期間などありましたが、今月15日から通常保育に戻りました。

新しく入ってきてくれたお友達の中のお一人に、当園の保育士スタッフのお子様がおられます。
当然ながら西宮市の入所手続きにそって入園いただいています。

園の方針によると思いますが、当園は10年前開園した当初から、スタッフのお子さんをお預かりできること
も大事なことだとの思いから適宜お預かりしてきました。

・自分のお子さんをあずけたいと思える園であること
・実際の保護者の視点も踏まえて、当園での保育を考えること
・保育士として働いていることが、子育てや生活にいかせていること

こうしたことが、園のお子さまにとってもよりよい保育環境につながると思うからです。

しかし、大変な面はあります。
母親が見える場所にいると、そこから離れることはなかなか困難です。
かといって、当園は小規模保育園なので、全く別のクラスで会わないような対応もできません。
母親の側から離れて慣れるまでの期間はどうしても長くなります。

それでも、保育士とお子様とのかかわり方に特定のきまりはありません。

そのお子様にあったやり方を、そのとき出来るよいと思うやり方を、
そのお子様に応じて、その環境に応じて、そのタイミングに応じてあわてずに、
スタッフみんなで考えてかかわることが大切だと思います。

お子様をとりまく環境は、ご家庭ごとにそれぞれ違います。
対応できる範囲内ではありますが、それぞれ状況が違うお子さまをあたたかく
みんなで受け止められる小規模ならではのアットホームな園でありたいと思っています。

お子さまによって、なかなか慣れるまで時間がかかる場合があるかとおもいますが、
当園が大事にしていることとのひとつとしてお読みいただけましたら幸いです。








◆2020/06/12 スタッフ記事22 「水遊び」


今回はにしはら先生に書いてもらった文章です。


皆さんこんにちは。
こもれびのにしはらです。
暑くなり出したこの時期、熱中症や水分補給、体調管理などに気をつけていきたいです。

こもれびでは、いいお天気の日は毎日お外遊びに出かけていますが、夏の暑い日には、たらいに水を張って水遊びをします。安全のため水の中に浸かって遊 ぶことはしませんが、水というちょっと不思議なものでたくさんのあそびができます。いつもと違う場所での新しい遊びに、最初は怖がったり緊張気味のお 友達もいますが、夏の終わりにはすっかり慣れて、「まだ終わらない〜!!」と言うお友達も多くなります。

バケツやコップに水を注いだり、ジョウロやスポンジ、水遊び用の玩具でみんな思い思いにび しょ濡れになって盛り上がります。小さいお友達は沐浴をして、水面をパシャパシャたたいたり水の冷たさを感じて気持ち良さそうですよ。

大きいお友達は、水遊び前後には自分でお着替えをしたり服をたたんだりと、一緒に練習をしま す。子どもたちが試行錯誤しながら頑張るのを見守り、夏の間に「自分でできること」が増えればいいなぁと思います。

今年もみんなと一緒に水遊びをするのが楽しみです!






◆2020/05/29 スタッフ記事21 「ダンボール遊び (廃材遊び)」


今回はしもいえ先生に書いてもらった文章です。


こんにちは。皆さまいかがお過ごしでしょうか?
紫陽花が咲く季節に移り変わってきていますね。
外出自粛のなかで、お家の中でネットを使ってのお買い物をすることも増えたかと思います。

入っている荷物を取り出して、、ダンボールはポイっ!ちょっとまって下さい!そのダンボールも実は子どもにとっては魅力いっぱい!

大きめのダンボールなら、お家のように組み立ておままごとに使ったり、ダンボールの中に入って壁や床に自由にお絵かきOK!のお絵かきボードにした り...
空洞を作ってトンネル遊び、何個か積み重ねてタワーにする...などなど、手を加えなくてもおもちゃに大変身するんです!

荷物の中に入っているプチプチの包装紙も、潰すだけで子ども達は大喜びですよね。つい捨ててしまう廃材も、子ども達の創造力で魅力的なおもちゃになる こともあります。すぐ捨ててしまう前に、しっかり遊び込んでみるのはどうでしょう?




◆2020/05/23 スタッフ記事20 「手作り人形」


今回はやまむら先生に書いてもらった文章です。


こんにちは。こもれびのやまむらです。

皆さん、ウォルドルフ人形ってご存知ですか?

ウォルドルフ人形は、ルドルフ・シュタイナーのユニークな教育思想を背景に今のドイツを中心に生まれた人形です。(出典 スウェーデンひつじの詩舎)
自然素材を使い、子どもにとって身近な人がその子どもの事を想いながら、一針一針ていねいに仕上げるお人形です。

目や口がシンプルなのが特徴で、顔のパーツを小さくすることで、子どものそのときの心情により色々な表情に見えてきます。子どもの感情を受け止める役 割となり、子ども達の心の教育にとても役立つと言われています。

こもれびには、このような人形が実は三体あります。もちろん全て職員の手作りです。
こもれびの子どもたちに喜んでもらえたら、と心を込めていねいに作った子たちです。

抱っこして可愛がったり、ご飯を食べさせてあげたり、お洋服の着せ替えを楽しんだり、時には話し相手になったり、、、。

子ども達の遊びが広がってくれる事を願っています。



(しもいえ先生作の手作り人形)



◆2020/05/21 スタッフ記事19 「ごはんの前 のあいさつ」


今回はにしはら先生に書いてもらった文章です。 


皆さんこんにちは。こもれびのにしはらです。
少しずつ汗ばむ日が増えてきましたね。急な気温の変化で体がびっくりしないよ
う、しっかりご飯を食べて、ゆったり過ごしていきたいです。

こもれびでは毎月食育の日に、野菜の皮むきをしたり、栄養素について聞いた
り、お正月にはお頭付きの鯛を見ながら、「命をいただくこと」について のお
話しを聞いたりします。
また、園の人気絵本の1つに「もったいないばあさんのいただきます」という絵
本があります。
「もったいない」が口癖のもったいないばあさんが、お魚やきのこ、野菜などの
食べ物が体のどんなことに役に立っているかを教えてくれる絵本です。 子ども
たちも面白いようで「読んでー」と何度も持ってきてくれますよ。

よく保護者の皆さんから「保育園では、ごはんの前に何とあいさつしているんで
すか?」聞かれることがあります。
こもれびでは、「お父さんお母さんおじいちゃんおばあちゃん みなさん あり
がとうございます。いただきます。」とごあいさつしています。
お父さんやお母さんをはじめとした自分の周りの人たちや、自分たちが食べる魚
やお肉、野菜にも「ありがとう」の気持ちを持っておいしく食べてくれ たらう
れしいなぁと思います。
また給食が始まって、みんなが楽しそうに「おいしい!」「おかわり!」と食べ
る姿を見るのを楽しみにしています。


もったいないばあさんの いただきます (講談社)  作・絵: 真珠 まりこ




◆2020/05/20 スタッフ記事18 「しゃぼん 玉」


今回はしもいえ先生に書いてもらった文章です。 



今回は、お家の前やお風呂の中でもできる
しゃぼん玉あそびを紹介します。園では、水あそびに
入る前に水に慣れる導入として取り入れているあそびで
子ども達も大好きです。


<小さなお子さんでも安心: 浴用石けんでしゃぼん玉>

○材料
・ぬるめのお湯 100㎖
・固形の石けん 1.5g(キャラメルの半個分くらい)
・ストロー

①ぬるめのお湯にけずった石けんを少しずつとかす。
②完全にとけるまでよく混ぜて、10~15分おいて、少しさます。
※子どもに渡す前に、大人が吹いてみて確認してみて下さい。

子ども達が大好きなしゃぼん玉ですが、
液を吸い込みそうで心配・・・。という声もあると思います。
その場合は、ストローに2カ所  穴をあけておくと
吹けるけど、吸いにくくなるストローが出来上がるそうなので
試してみたください。




◆2020/05/18 スタッフ記事17 「お友達パ ワー」


 




今回はなべたに先生に書いてもらった文章です。
写真は園の手作り人形のワンピースとして、先生が手作りしてくれました。



皆さまこんにちは。

季節もゆっくりと変わりつつありますが、お変わりないでしょうか。

我が家の子どもたちも学校再開を待ちわびてソワソワしています。
思春期真っ只中の子どもたちとずっと一緒で毎食の用意、始まった頃はグッタリだったのですが、もうすぐバタバタとまた忙しい毎日が始まると思うと、息 子たちの成長を日々見れたり、娘とゆっくり料理ができたり、今だからの家族時間を貴重な期間だと思えたりしてきました。

でもやっぱりこもれびに来て下さる可愛いお子様たちに早く元気に会いたいです。

こもれびの給食では「ピカピカにできたね!」「花まる💮だね!」とお子様たちの笑顔が見れるように、1人1人が完食できる量を最初にお出ししていま す。
今、もしお家で「これ、食べない、いらない」でもきっと大丈夫です、お友達パワーで苦手な物も頑張れるお子様たちをたくさん見てきました。そんな姿を 楽しみに待っていますね。

最後にいつもおやつなので、給食から人気メニューの糸こんにゃくそぼろごはんをご紹介しますね。

鶏ももひき肉(又は)豚ひき肉を300gと
糸こんにゃくを1パック(みじん切り)と
あれば、高野豆腐を3枚(水で戻して小さく刻む)をしっかり炒めて、みりん、醤油、酒、だし汁を少しでお好みで味付けして下さい。
隠し味に少しお味噌を入れるのが私は好きです。最後に白いりごまをたっぷりと。
温かいご飯に混ぜたらきっと白ごはんが苦手なお子様にも喜んで頂けると思います。

良かったら試してみて下さいね。






◆2020/05/16 スタッフ記事16 「絵本」


今回はにしはら先生に書いてもらった文章です。



皆さんこんにちは。
こもれびのにしはらです。

ご自宅ですごす時間が少しでも楽しめたらいいなぁと思い、今日は絵本の話をしたいと思います。

乳幼児期は、耳の言葉の時代です。指さしから、言葉の発達へと移行するこの時期に大事なのは電子音じゃない「生きたことば」と言われています。

「どんな言葉」を言われたかも大事ですが、それ以上に大事なのは「どんな風に言われたか」

目を合わせて伝えること、そしてその表情も大切なのだそうです。

絵本を読む時、義務感だけでは子どもの喜びは生まれません。大人も子どもと同じように絵本の世界を楽しみながら、今ならではの時間を過ごせたらいい なぁと思います。

最後に、こもれびで人気のある絵本の一部です。よかったら参考にしてみてくださいね!



せんろはつづく(金の星社) 文:竹下文子 絵:鈴木まもる 



おしくら・まんじゅう(ブロンズ新社) 作・絵:かがくい ひろし



うしろにいるのだあれ(新 風舎) 作: ふくだとしお





◆2020/05/14 スタッフ記事15 「運動」


今回はやまむら先生に書いてもらった文章です。





こんにちは。
こもれびのやまむらです。

お元気でいらっしゃいますか?
お子様達もお母様方も、毎日続く自粛生活で、運動不足になっていませんか?
大人は、しようと思えば自分で意識して身体を動かす事が出来ますが、小さな子供達は少し環境を整えてあげないと難しいですよね。

家の中でのちょっとの工夫で、子ども達の運動不足解消、そしてストレス発散に、こんな遊びはいかがでしょうか?


①デコボコ道渡り
家にあるマットレス、布団などの下に丸めた座布団やクッション、ボールなどを入れ、デコボコ道をつくります。
「ヨーイドン!」その上をハイハイで渡ったり、歩いて渡ります。

おっとっと!自分でバランスを取りながら渡る中で体幹も鍛えられます。


②風船タッチ
膨らませた風船に長い糸をセロテープでくっつけます。その風船を、お子様が頑張って届くか届かないかくらいの高さに調節し、上から垂らします。

「頑張って取ってごらん!」
グーンと手を伸ばし、背伸びし、ふわふわ動いてなかなか取れない風船に子どもは必死になります。出来る子はジャンプ!


③親子で8の字ラン
「好きなぬいぐるみ2つ持っておいで!」
お子様が選んだぬいぐるみを離れた2か所に置きます。そしてぬいぐるみを拠点に8の字を描くように、親子でランニング!もしくはハイハイで競争!お母 さん、お子様と一緒に頑張って下さい!いい運動になりますよ。


心と身体は繋がっています。身体を動かす事で気持ちもリフレッシュ、意欲・活力へと繋がります。そして、お子様と『共に楽しむ』のが最大のポイントで す。是非やってみて下さいね!







◆2020/05/11 スタッフ記事14 「ふれあいあ そび」


今回はしもいえ先生に書いてもらった文章です。





今回は道具は何もいらないけど、子ども達が大好きなふれ合いあそびの
”いっぽんばしこちょこちょ”を紹介します。知っている方も多いと思いますが、
シンプルだけど意外と盛り上がり、「もう1回やって!」「もう1回!」とよく
リクエストをうけるあそびです。

<基本の遊び方>
1.「いっぽんばし こちょこちょ」と歌いながら、相手の手のひらを人差し指でなぞったあと、くすぐる。
2.「たたいて」で手のひらを軽くたたく。
3.「つねって」で手のひらを軽くつまむ。
4.「かいだん登って」で人差し指と中指で、相手の腕をトコトコ登る。
5.「こちょこちょ」でおなかや脇の下をくすぐる。

本当にシンプルな遊びですが、子ども達は大ウケ! スキンシップもとれるので
大人も子どもも自然と笑顔になっちゃいます。スタート地点を足の裏からにしたり、
「かいだん登って、また降りて~♪」とくすぐるのをじらしてワクワク感を味わえる
ようにしたり、、、アレンジしても面白いですよ。





◆2020/05/10 スタッフ記事13  「マラカス」


今回はよねだ先生に書いてもらった文章です。



みなさんこんにちは。

特別保育が延長となりもうしばらくみんなと会えない日々が続きますが、どうお過ごしですか?
1日も早くみんなと一緒に遊べるように、もう少し頑張りましょうね!


お家で過ごす中で、気持ちが落ち込んだりしていませんか?そんなとき我が家では歌を聴いて一緒に歌って楽しんでいます。
1歳5ヶ月になる息子も歌が大好きで一緒に聴いてリズムにのって踊ったりもしています。

今回私は家にあるもので手軽に作って楽しめるマラカス作りをご紹介させていただきます。


材料:
①容器(ヤクルトの容器2つ、小さいペットボトル、R-1などキャップ付きの小さいもの)

②中に入れるもの(ビーズ、ボタン、ストローを小さく切ったもの)

③セロテープやマスキングテープ

作り方:
①容器をきれいに洗って乾燥させます。

②容器の中に中に入れるものをいれます。

③セロテープやマスキングテープで開けないように止めます。

④家にあるシールなどを貼るとお気に入りの1つが作れますよ!


手軽に作れるので、もし良かったら作って一緒に歌って鳴らして遊んでくださいね♪
1日でも早くみんなと歌を歌って遊べる日が来ることを願っています!!




◆2020/05/08 スタッフ記事12 「知識」と「知 恵」


今回はにしはら先生に書いてもらった文章です。


皆さんこんにちは いかがおすごしですか。こもれびのにしはらです。

先日から、本欄で文章を拙いながらも書かせて頂き、
また他のスタッフの文章を読んでいると
いろいろな活動をしている子どもたちの顔が思い浮かび、
楽しい気持ちになりました。

こもれびでは毎月クッキングや食育で、
子どもたちと一緒にいろいろな手指を使った作業をしています。
また制作では貼ったり、描いたり、折り紙やちぎり絵など、
自分の手や指を使って様々な技法で季節の制作を行っています。

ふだん食べている野菜の調理前の姿を知ること、
火を入れることで、形やにおいが変化すること、
紙に絵の具をぬると「色」がつくこと、
ハサミを使うと物が切れること。

うまくいくときもあれば、うまくいかないときもありますが、
いろんな「はじめて」に気づいた子どもたちの顔は、
「うわぁ!!」と驚きや喜びでいっぱいです。

また、自分の手から何かが生み出されることは、たくさんの
発見につながっていくのではないでしょうか。

今日は以前に私が受けた研修の中から、心に残っているお話をしたいと思います。
それは、「知識」と「知恵」のおはなしです。

「知識」とは、勉強やテレビ・インターネットなどで、
与えられた情報を「記憶したもの」、
「知恵」とは、うまくいかなくて失敗したり、挫折したりする中で、
自分で考え、やってみた「経験」である、というお話でした。

そして、子どもたちが大人になった時に必要なのは「知恵」なのだそうです。
そのために「うまくいかない経験」をどれだけしたかが大事です。

「うまくいかない経験」は単なる「失敗」ではなく「次にいくための発見」と考え、
大人はすぐに教えたり怒ったりするのではなく、時には静かに見守り、時には
「次はどうする?」と一緒に考えたりすることが大切なのだそうです。

私たちはつい「うまくいくように」手助けしてしまいがちですが、
それは子どもたちの”自分で考え、チャレンジする機会”を
奪っているのかもしれないなぁと思いました。
それよりも、何度もチャレンジできるような環境を
作ってあげられるような大人でいたいと思います。

今年もみんなといっしょにクッキングや制作を楽しみ、
いろんな発見をしていきたいと思います。






◆2020/05/07 スタッフ記事11 「園のケーキレ シピ」


今回はなべたに先生に書いてもらった文章です。

(園の誕生日ケーキ)


皆さまこんにちは。
お子様もご家族の皆さまもお変わりないでしょうか。どうか穏やかにお過ごしになれますように。

毎年この連休には帰省先に親戚が集まり田植えをしているので、こんなに静かな連休は初めてかもしれません。

長引く自粛生活で、毎日毎食の献立作りや準備は本当に大変だと思います。そんな時はぜひこもれびの献立表ものぞいてみて下さいね。私は家でもよく作っ ています。

こもれびでは今までにお子様たちが好きな絵本にちなんだメニューも楽しんだりしました。
「月ようびはなにたべる?」から一週間のメニューを日替わりで楽しんだり、
「しろくまちゃんのホットケーキ」からホットケーキを一緒に作ったり、
「そらまめくんのベッド」からそら豆を一緒に殻むきしたり。

またお子様たちと給食やおやつを楽しめる日を楽しみにしていますね。

最後に、こもれびでお子様のお誕生日に作っているお誕生日ケーキをご紹介しますね、毎回お子様に好きなジャムを選んで頂いています。

(15cm丸型1台分)
米粉(200g)ベーキングパウダー(小さじ2)
豆乳(60g)サラダ油(35g)
りんごジュース(100ml)てんさい糖(大さじ2)メープルシロップ(大さじ2)お好みの市販ジャム(大さじ2)

ひとつのボウルに計量しながらどんどん混ぜ合わせて、しっかり混ぜたら型に入れて170℃のオーブンで30分程焼いたら出来上がりです。

ぜひお子様と楽しく作ってみて下さいね。




◆2020/05/06 スタッフ記事10 「お散歩」


今回はやまむら先生に書いてもらった文章です。


(4/9)


こんにちは。やまむらです。
とても気持ちの良い季節となり、本来なら子ども達と毎日こんな青空のもと、お散歩へ行けたはずなのに…
とてももどかしい気持ちになります。

こもれびでは、お天気の良い日は毎日のようにお散歩に出かけます。


"保育の中で、どうしてお散歩に行くんだろう?

お散歩に行くとどんな良いことがあるんだろう?

子どもたちの何が育つんだろう?"


遠いどこか特別な場所へお出かけしなくたって、子ども達は毎日行ってる散歩道、いつもの公園が1番楽しいんです。

何故なら、同じ道や場所でも毎回違う発見があるから。

「あ!こんな所に黄色い花が咲いてる!」

「なんだか今日は風が気持ちいい。」

「昨日より大きいどんぐり見つけた!」

「ダンゴムシ見つけたけど、怖くて触れなかった…」などなど…


自分で感じて、発見し、そして遊びへとつながり…お散歩の短時間の中にも、たくさんの発見や学びがあるんですね。


4月始め、

散歩中に「かわいいねー」と優しくお花を撫でていた子、小さな小さな石を見つけ「もってかえる!」と園に帰るまで意地でも手をパーにはしなかった子、 誰と手を繋ごうか真剣に悩み、悩んだ末に決まった時にはもう既にその子は他の子と…。


散歩ひとつに毎回色んなドラマがあります(笑)

早くみんなと楽しくお散歩出来る日がきますように…。








◆2020/05/05 スタッフ記事9 「端午の節句」




(こもれびでの制作風景 過去写真)


今回はしもいえ先生にかいてもらった文章です。


5月に入り、5月5日は端午の節句(こどもの日)ですね。端午の節句は、
奈良時代から続き、日の端(はじめ)の午(うま)の日に行われていたことから
”端午の節句”と言われるようになりました。5月5日には、兜やこいのぼりを飾り、
大切な子どもを交通事故や病気から守ってくれるように、や 立派な人に成長して
いくように、、という願いがこめられています。

お家にあるもので、こいのぼりの制作が簡単にできるのでご紹介します。

①トイレットペーパーの芯に、お絵描きしたり、シールやちぎった折り紙を貼る
②こいのぼりの目を貼る(白シールに目を描く)

また、
①子どもの手型をとる(えのぐ)
②こいのぼりの形に切った画用紙に貼る

など、、、可愛いこいのぼり制作が簡単にできるのでやってみて下さい。


昨年のこもれびのおやつには焼いたホットケーキを魚の形に型抜きして、
様々なフルーツを飾って、素敵なこいのぼりのホットケーキを調理の先生が
作ってくれました! 子ども達も大喜びだったので、おうちにいる時間が長くなった今、
1つの行事を丁寧に子どもと過ごしてみるのもいかがでしょうか。





◆2020/05/04 スタッフ記事8 「季節の行事」



今回はにしはら先生にかいてもらった文章です。


(昨年の写真)かぶとと、こいのぼりの手作りおやつ


みなさんこんにちは
こもれびのにしはらです

はやいもので、もう5月になります。

ゴールデンウィークですが、
こどもの日もご自宅でお祝いをされるている方が多いことと思います。

こもれびでも、少し遅れてということになりますが
制作をしたり歌をうたってりして みんなで成長を
喜びあえたらいいなぁと考えています

こもれびでは端午の節句以外にも七夕や節分、桃の節句など
日本の伝統行事を身近に感じてもらえるような
イベントを行っています

友達や周りの大人たちといっしょにいろいろな文化行事に
触れ、その雰囲気を味わったり楽しんだりする中で
子どもたちなりに季節の変化や自身の成長を
感じてほしいです。季節に応じた行事は、日常生活を
楽しくさせ、生活を豊かにしてくれるように思います

今年も こもれびのみんなで夙川のこいのぼりを
見に行く日が待ち遠しいですね!!







◆2020/05/01 スタッフ記事7 「自分で出来る こと」 「手袋シアター」



今回はやまむら先生に書いてもらった文章です。
写真は「手洗い」をテーマに先生がつくってくれた手袋シアターです。(ギザギザのはコロナウィルスとのことです) 園で保健のお話の時つかってもらえ ると思います。


こんにちは。こもれびの子ども達、保護者の方々、お変わりありませんか?


今回の新型コロナの件で、家にいる時間、家族で過ごす時間が増え、命の大切さや自分の命を自分で守るという事を子供と共に考える機会にもなりました。

以前、阪神大震災に遭った時にもそういう事は深く考えたものですが、人間「喉元過ぎれば…」で日常に戻ればそういう意識も薄くなるものです。


うちには3人の娘がいます。

普段の生活の中でも「自分の事は自分で出来るように」「今は何をするべきなのかよく考えて」とよく言うのですが、そういう事だけではなく、こういった 非常事態の時に、まずは命を守るためにはどうすべきなのか、自分の判断で自分で行動出来る、そんな人であって欲しい。親としてそう願わずにはいられま せん。


こもれびの子ども達のようにまだ年齢の小さな子達でも、生きるために自分で出来ることとは??

「お腹が空いた」「体調が悪い」「楽しい、悲しい」そんな感情も含み全てをさらけ出し伝えようとする事。

そしてそれが親や周りの大人達に伝わり受けとめてもらうことで成り立ちます。


もう2.3歳になるお子様なら言葉で伝える事、自分で出来ることは自分の力でしようとする事。少しずつでもその大切さを伝えていきたいですね。




因みに…我が家ではその延長上なんだとどさくさに紛れ、お風呂掃除、ゴミ捨て、お昼ご飯作りなどなど、手助けなしで頑張ってもらっています(笑)








◆2020/04/29 スタッフ記事6 「玉ねぎ染め」


今回はしもいえ先生に書いたもらった文章です。

こんにちは、こもれびのしもいえです。
特別保育体制に入ってから10日たちました。皆さんはどんな風にお過ごしでしょうか?子ども達のいない保育室、いつものにぎやかさが無く、さみしいで すが、またみんなの元気な声と明るい笑顔が見られる日が戻ってくるよう、新型コロナウイルスの終息を私達も心から願っています。
学校の休校、休園・・・とお家で過ごす時間が増え、子どもが飽きないよう今日は何をしよう?ストレスが溜まらないようにどうしたら良いだろう?と考え る時間が増えたことと思います。

今回は、子どもと一緒に挑戦できる”玉ねぎ染め”を紹介したいと思います。こもれびでも昨年度子ども達と作り、「色が変わった!」「これは私が作った の!」と大好評でしたよ。


<材料>(ハンカチサイズ3~4枚分くらい)
・木綿ガーゼ、糸など染めたいもの
・玉ねぎの皮 6g
・水 1L
・ペットボトルキャップ、わゴムなどしばるもの

<作り方>
①布は水洗いして干しておく。わゴムなどで数か所しばっておく。
②鍋に、水、玉ねぎの皮を入れ、ふっとうさせ、火ととめて20分くらい煮出す。
③染めたい布を入れ、10~15分程煮て、冷ます。
④触れるくらいまで冷めたら、ゴムを外し、軽く水洗いをする。
⑤陰干しで乾かす。

また、玉ねぎの皮だけでなく、人参の皮、ナスなどでもできるみたいなので、ぜひチャレンジしてみて下さい。







◆2020/04/28 スタッフ記事5 「夏野菜」


今回はにしはら先生に書いてもらった文章です。

皆さんこんにちは
こもれびのにしはらです。

なかなか いろいろな所に出かけるのが難しくなり、
家の近所を歩くことも貴重な時間です。
桜はすっかり葉桜になってしまいましたが、
菜の花やツツジなどいろいろな色の花々をみると
何だかほっとしますね。
冬に植えたこもれびの前のチューリップも、私たちの目を
楽しませてくれました。

チューリップのあとには今年も夏野菜を植えたいなあと
考えています。

昨年はなすびを育て、おみそ汁に入っているなすびを見て
「自分がとったなすび!!」とみんなで大喜びでしたね。
ピーマンを「ピー太郎」と名づけてみんなでかわいがった年や
収穫したゴーヤで野菜スタンプをした年もありました。



子どもたちは植物を日常的に目にしたり、おせわしていく中で
その植物に慣れ親しみ、そして植物の変化やその成長の力強さ
に驚きや感動を味わいます。
ちょっぴり苦手な子の多い夏野菜ですが自分たちでお世話する
ことを通して、その野菜に愛着を持ったり、いろいろな野菜や
食べものを頂くことに「ありがとう」の気持ちをもつことにつながればいいなあと思います。

今年もみんなといっしょに夏野菜の苗を植えたり
水やりをしてお世話したり、収穫したり、そしてお料理
したりすることをたのしみにしています。

2019 なすび


2018 ゴーヤ


2017 ピー太郎







◆2020/04/27 スタッフ記事4 「松葉菊、スイートポテト」


今回はなべたに先生に書いてもらった文章です。

皆さまこんにちは。
特別な毎日が続き、小さなお子様との自粛生活は本当に心と身体のバランスを取るのが難しい時もあるかと思います。
どうか少しの合間でもほっとできる時間がありますように。

こもれびのお庭には季節毎に理事先生、園長先生が丁寧に育てて下さっている花や木がたくさんあります。私も日々癒されているひとりですが、自宅では少 し前に花屋さんで8色植えの「松葉菊」を頂いてお世話しています。
色とりどりなこのお花は、朝~昼に開きだし、夕方には閉じ、それを毎日繰り返します
朝早く開く子もあれば、昼近くにゆっくり開く子もあり、「みんな違ってみんないい」と言葉がピッタリだなぁ、と。今は会えない保育園に来て下さるお子 様たちに会いたいなぁ、と思いながら過ごしています。

最後にこもれびで人気、簡単おやつのスイートポテト、ご紹介しますね。

(約12個分)
さつまいも(約300g)を茹でて潰し、豆乳(大さじ3)、メープルシロップ(大さじ1)、塩麹(小さじ2)を入れてよく混ぜます。
好きな形に丸めて、黒ゴマ(お好みで)を張りつけ200℃のオーブンで10~15分焼いたら出来上がりです。

ぜひお子様と楽しく作ってみて下さいね


松葉菊





◆2020/04/26 スタッフ記事3 「新聞紙」


今回はやまむら先生に文章を書いてもらいました。

こんにちは。
こもれびのやまむらです。
なかなか外出も容易ではなくなり、お子様と過ごす時間も長くなっている事と思います。お家でどうお過ごしでしょうか?


お子様とのお家時間が少しでも楽しいものとなるよう、今日は普段運動遊びでも取り入れている「新聞紙遊び」をご紹介したいと思います。

①大きめのカゴ、もしくはバスタオルなどを用意します。
②新聞紙をお好きなようにビリビリ破り、カゴの中、もしくは広げたバスタオルの上にどんどん入れていきます。(多めが良いです。)
③お部屋の真ん中にレジャーシートを敷く、もしあればビニールプールなどを置きます。(このひと工夫で子どもにとってそこは異空間になるのです。)
④その場所に子どもを座らせて、ビリビリしたたくさんの新聞紙を上から一気にバラバラ〜ッと被せます!

もうそこからは投げ合いっこ!新聞紙の中に潜ったり、集めて丸めてみたり…好きなように遊びます。
たくさん遊んだ後は部屋の中が大惨事に…。
でも大丈夫!

⑤「お片付け競争スタート!!」ビニール袋を1人一枚ずつ準備して、誰が1番多くの新聞紙を集められるか競争します。(必死になって最後の一枚まで集 めてくれますよ!)
⑥ビニールの口を絞ってボールにします。
そこからはポーンとボール遊びに。

紙を破る、掴む、丸める、投げる、入れる、など沢山の要素がこの遊びの中には含まれています。心も身体も解放して思いきり遊んでみて下さいね。










◆2020/04/24 スタッフ記事2 「わかめ」


今回はしもいえ先生に文章を書いてもらいました。

こんにちは。こもれびのしもいえです。

皆さんいかがおすごしでしょうか? 4月から新しい生活が始まり、新しいメンバーで今年度がスタートしました。1日目、2日目、、、と泣いている子も 少なくなり、桜や菜の花を見に、手をつないでお散歩にも行きましたね。
みんなで見にっていた桜も、少しずつ青々とした葉っぱに変わってきています。
新型コロナウイルスの流行が落ち着き、今度は5月にみんなで夙川のこいのぼりを
見に行くことを楽しみにしています。


こもれびでは、子ども達にもっと食に対する興味や命を頂くことのありがたさを知ってほしく、月に1回食育の日を設けています。4月は、おみそ汁に入っ ていることでおなじみの”わかめ”を子ども達と一緒に見ました。
目の前でお湯をかけ、ふくらんでいく様子を見たり、実際に触ってヌルヌルしている様子を感じ、興味津々で参加してくれていた子ども達でした。


さて、私達日本人にはとてもなじみのある海藻類(わかめ)ですが、国によっては食卓にあまり並ばないそうです。わかめは食物繊維が豊富で、腸の働きを 活発にして便秘を防ぐだけでなく、余分なコレステロールや体内のナトリウムを吸着し体外に排出して血圧を抑えてくれる働きがあります。みそ汁は意外と 塩分が多いのでわかめと組み合わせると、汁の中の余分な塩分(ナトリウム)を排出してくれるため組み合わせとしてはとても良いんですよ。

また、乾燥わかめを袋などに入れて細かくし、顆粒のだし、白ごま、ゆかりなどと合わせると簡単に栄養たっぷりのわかめふりかけも出来上がるので、ぜひ お家でお子さんと一緒に作ってみて下さいね。


昨年の夙川こいのぼり


食育の日 4/14






◆2020/04/21 スタッフ記事1 「3秒」


今回はにしはら先生に文章を書いてもらいました。

皆さんこんにちは。こもれびのにしはらです。
緊急事態宣言が出て、
数日たちますがいかがおすごしですか。
体調など崩されたりしていないでしょうか。

ご自宅ですごす時間が長くなり、
お子さんとも今まで以上に密度の濃い時間をすごされていると思います。

そこで
今日は、
私たちがお子さんとふだん接する中で
心がけていることの1つをお伝えしたいと思います。

子どもはふだん遊んだり、生活している中で
いろいろな音や色、形、たくさんのものに触れることで
様々な「気づき」に出会い、学んで大きくなっていきます。

この「学びに向かう力」は周りにいる大人たちに
受け入れられ、見守られることで
その後の「学び続ける意欲」や意思へと
発達していくといわれています。

私たち大人はどんな場面でもついつい先まわりして
言葉をかけてしまいがちですが、「子どもの行動を待つこと」
子どもなりの考えや思いを「見守ること」も大切なことです。

大人の声かけ、行動が今本当に必要なのか
言葉を発する前に、3秒待って考えてみる余裕を
持ちたいと思っています。

いつもとちがう毎日の中で、大人も子どもも
大変なことが多いと思いますが
少しでも参考になればうれしいです。

(4/1のこもれび)








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